働く人のうつ
近年、メンタルの不調で休職・離職される方が増えています。こうしたなか、厚生労働省から示されたメンタルヘルス指針「4つのケア」（（1）セルフケア、（2）ラインによるケア、（3）事業場内産業保健スタッフ等によるケア、（4）事業場外資源によるケア）の継続的かつ計画的な実施が重要です。
ここでは、周囲の方が気づくサインと対応についてまとめました。
「いつもと違う」ことに気づく
周囲の方が「いつもと違う」ことに早く気付くことがポイントです。
- 遅刻、早退、欠勤が増える
- 休みの連絡がない
- 残業、休日出勤が不釣り合いに増える
- 仕事の能率が悪くなる
- 判断が遅くなる
- 業務の結果がなかなか出ない
- 報告や相談に時間がかかる、あるいはなくなる
- 職場での会話がなくなる、逆に増える
- 表情に活気がなく、動作が鈍くなる
- ミスが多くなる
- 落ち着きがなくなる
- 衣服や頭髪の乱れ
周囲の方へ
上記のようなことを感じたら…
- 注意深く見守り、タイミングを見て声をかける。
- 話をする気配を感じたらなるべく早く機会を持つ。必要に応じて、上司や産業医等につなぐ。
- 本人から話がない場合は、再度声をかけて話を聞く機会を作る。
相談対応のポイント
- 相談できる環境を整える
- まず話をよく聴く
- 抱えている問題を一緒に考える態度を持つ
- 結論を急がない
- 相談を受ける人間は援助の姿勢で（決定者ではない）
併せて、対象者別のページもご覧ください。